サステナビリティ
中心にあるのは「人」

才能を称え、その才能をさらに伸ばす

OTBグループは、従業員に対して、キャリア形成のどの段階にいようとも、その人をサポートします。具体的には、成長を促し、新たなスキルの習得を支援し、ワークライフバランスを確保するという理想的なモデルを生み出すことを目指しています。

OTBにおける多様性

寛容性、多様性、才能の育成に力を入れることは、OTBグループの活動において、中心的な役割を果たしてきました。 2020年以来、多様性、公平性、包括性に対する戦略 (DE&I)の一環として、グループ全社でいくつものプロジェクトが立ち上げられました。

そのプロジェクトは、多様性を尊重し、公平性と包括性を育て、さらにそれに必要な施策を実施するために、グループ各社に具体的な支援を提供するという企業文化の普及を目指したものです。

2023年にグループ内に創設されたDE&Iコミッティーは、多様性、公平性、包括性の問題に関連する行動を評価し承認することを目的としたものです。このコミッティーのメンバーは、グループ会長、人事及び組織編制担当責任者、グループのサステナビリティ責任者、そしてグループが活動している世界各地域で中心、あるいは地方でブランドを牽引している企業のCEOたちで構成されています。

グループ認証と指針

2023年、多様性、公平性、包括性への関わり方に重点を置いた原則、目的、そしてガイドラインを記載したDE&I ポリシーと、全従業員、協力者、パートナーたちに公正で安全、そして刺激に満ちた労働環境を約束することを目的に策定されたジェンダー平等ポリシーをOTBグループは採択しました。とくにジェンダー平等ポリシーには、育児や職場におけるハラスメントの予防と報告などに関連する項目と同様に、選考と採用のプロセス、人材管理システム、研修と育成、給与とワークライフバランスなどの、OTBの労働関係の問題に関するグループの原則とガイドラインが記載されています。この2つのポリシーの内容は、グループ内の全企業に適用されます。

この件に関連して、OTBとディーゼルは2023年、査察、順守状況の検証、認証サービスを専門とする世界トップクラスの認証会社により実施された、6つの指標にフォーカスした評価プロセスを経て、ジェンダー平等認証(UNI/PdR 125:2022)を取得しました。具体的には、この評価プロセスで評価の重点が置かれたのは、企業文化と戦略、ガバナンス、人事プロセス、女性の雇用機会の拡大と社会的地位の向上、賃金の男女間格差、子育て支援、そしてワークライフバランスでした。

包括性の促進

OTBグループは、多様性、公平性、包括性(DE&I)などについての認知度の向上に取り組んでおり、2023年にはDE&I に関する研修は2,000時間を超えました。そのなかで最も革新的な取り組みは子育てを扱ったコースで、そのほかにも、「インクルーシブな言葉遣い」、「無意識のバイアス」、職場におけるジェンダーハラスメントの防止に関するコースなどもあり、リスペクトや帰属感、表現の自由と心理的安全性の高さを備えた職場環境づくりを目的としました。

教育の重要性

OTBグループの教育への取り組みは、この活動に対する投資の増加に見て取ることができます。過去2年の実績でみると、2022年度の総研修時間は2021年度に比べて21,321時間増加しているのです。 当グループは、効率的で効果的なシステムを生み出すことを目指していますが、そのなかには多領域にわたる革新的なコース、全従業員を対象としたコミュニケーション及びリーダーシップ関連のツールなどがあり、いずれもフレキシブルで刺激的な学習を促進するように設計されています。

人材

従業員の体験を改善し、未来のリーダーとなる才能を育成します