サステナビリティ
気候変動問題への取り組み

気候変動対策は全地球的課題

ファッション産業は、温室効果ガス排出量がきわめて多いことから、世界でもっとも汚染の多い産業の一つになっています。この状況において、OTBグループはファッション産業に起因する環境負荷の低減を目指し、また気候変動対策に貢献するClimate Plan(気候変動計画)とそれに関連する戦略的活動を策定しました。

気候変動に挑むOTBグループのイニシアチブ

気候変動問題は、政府にとっても企業にとっても、優先課題となっており、両者ともそれにかかわる原因やそれによって受ける影響の追求に現在も取り組んでいます。

このためOTBグループは温室効果ガスの排出量をゼロにして、2050年までに世界の平均気温の上昇を産業革命前の水準と比べて1.5°Cに抑えることを目指すClimate Strategy(気候変動戦略)を策定しました。

SBTiの呼びかけに呼応するOTBグループの目標

OTBグループは、気候変動問題に取り組むなかで、Science Based Targets Initiative (SBTi)の行動喚起に応え2021年に“1.5°C scenario”(「1.5°Cシナリオ)に合わせた目標を設定したというコミットメントレター(実行意思表明書簡)を送付しています。そして2023年SBTiによって当グループの削減目標が検証されました。

基準年

再生可能エネルギー由来電力の年間調達量の割合を2019年の0%から2025年までに80%に引き上げる

スコープ1及び、スコープ2における温室効果ガス排出量を2030年までに基準年である2019年比51%削減

スコープ3に該当する、購入した製品・サービス及び上流・下流の輸送と流通に起因する温室効果ガスの排出量を、2030年までに基準年である2019年比で購入原材料1トン当たり55%削減

2023年現在の状況

再生可能エネルギーに由来する電力量の割合

温室効果ガスの直接排出量(スコープ1及びスコープ2マーケット基準により算出)の2019年比減少幅

スコープ3に該当する、購入した製品・サービス及び上流・下流の輸送と流通に起因する温室効果ガス排出原単位(排出係数)の2019年比

OTBグループのエネルギー消費量と排出量について詳しくはこちらから

水資源と化学物質の管理

繊維・製革産業は、環境に大きな負荷を与える産業です。 水を大量に使用するだけでなく、両産業は世界的な水質汚染の主な原因の 1 つと考えられています。